『ペントハウス』観てきましたよ。

よくあるおしゃれなクライムサスペンスを、おしゃれじゃないクライムコメディにした映画です。エディ・マーフィーもベン・スティラーも、最大限に切れたキャラは演じてないのと、画面も特殊な撮影などはほとんどなく、いたって写実的にTin Tinとした画面で、二人のハチャメチャかげんを期待しすぎるとはずれ気味になります。仕掛ける相手は富豪ですが、といったところで先に述べたように画面もTin Tinとしているので、特に華やかな世界を舞台に、といったわけでもないです。どちらかといえば社会派な雰囲気がでるほど、富豪vs労働者的な描写があり、なんとなく邦画にちかい規模感を感じました。季節の野菜をそのままいただくような、役者の存在感とセリフで笑わせる映画かもしれません。
地味な印象の感想ばかり書いていますが、見どころはあります。
その一つはマシュー・ブロデリックです。面影を残したファニーぶり+小太り感+モミアゲがいい。どんどんマシュゥウッと膨らんでいってほしい。
二つ目はFBI捜査官を演じたティア・レオーニ。すごく良かった。
品がなく、ハスキー声で、かろうじてセクシー。ゲイリー・ビジー並みのスッパイ顔もよかった。

おいらゲイリー
何より彼女の着信音がTom Tom Clubってところが笑えた。かように「クスッ」っとした笑いが連続される、徐々に効いてくる笑いのセンスがある映画です。でもたいがいスルーします。
で、ティア演じる女FBIで思い出したのが、『Judas Kiss』でエマ・トンプソンが演じた女FBI。これまたやさぐれてて、よかった。アラン・リックマン演じる刑事と組んで誘拐事件を担当してましたが、二人が並ぶとまたやさぐれまくりで本当に良かった。
ねっとりとしたアラン・リックマンと並ぶ姿は、やさぐれてても洗練されたにおいがプンプンしますね。どおーでもよさそうなアランですが、最後に男気を見せたりするんですよねー。かっこえー。。。。
このエマを見てると宮本信子の『マルサの女』も思い出します。あれはおかっぱがキャラ立ちすぎですが。
ともあれ『Judass Kiss』は邦題『裏切りのKiss』です。エマとアランが主役ではなく、最高にセクシーなカーラ・グジーノが主役のクライムサスペンスです。
違う映画のお勧めになってしまいましたが、『ペントハウス』観に行ったらぜひティアに注目してくださいませ。
やっさぐれぐれ。